産女(うぶめ)を入魂しています。産女とは一般的に、子供を産めないまま亡くなった妊婦の妖怪だと言われ、夜道に歩く人を追って我が子を抱かせるという説なども知られています。
この産女も、生前に子供を身ごもったまま亡くなってしまった過去を持っていますが、彼女は人間に恩を感じて妖怪となった産女であり、悪い念を持っていません。
彼女は生前とても体が弱く、妊娠中に何度も体力の限界を感じていました。しかし村の人々が手厚く世話をしてくれたお陰で、なんとか臨月まで辿りつくことができ、彼女は心から喜びと感謝を感じていました。
しかし、お産を迎えると同時に彼女は急速に弱っていき、意識不明となったまま出産を終われずに命を落としてしまいました。
深く悲しんだ村の人々は、亡くなった彼女のお腹から丁寧に子供を取り出して、親子を山の神社の近くに埋葬したのでした。
彼女は亡くなった後、山の神社の神の元を訪ね、村の人々へ恩返しがしたいと申し出ました。そして、それを聞き入れた神の力によって産女となった彼女は、その後村の人々を見守り続け、ことに妊婦と子の安全や健康を守護するようになりました。
結婚運、健康運、家庭運、包容力、免疫力、体力が上昇します。
お腹に芽生えた命の成長を見守り、女性が母親となってゆく大切な日々を支えます。持ち主が素敵な母親となれるように、優しく背中を押してくれるでしょう。
安産祈願、健康祈願の効能があり、精神安定、不安感の解消、冷え、疲労回復などに良いです。
|