火車を入魂しています。
火車とは、生前に悪行を重ねた人間の亡骸の元へ現れ、その体を盗んでいくと言い伝えられている妖怪です。正体は長く生きた猫が化けたもの、いわゆる猫又だと言われる説もあります。
この火車の姿は、大きな耳や鋭い牙、ぎょろりと光る二つの目は猫を思わせますが、人間のように伸びた二本の足を使って走り回る姿は鬼を思わせます。
火車と呼ばれる名の通り炎が燃え盛る荷台を引いており、盗んだ亡骸はその荷台に乗せられて運ばれます。
”亡骸を盗む”と言われていますが、現代においては必ずそうではなく、盗むということはあまり行いません。しかし、生前の行いが悪かった者のところへ現れることには違いなく、場合によっては強制的に連れて行くということもあるようです。また、生前に異世界の悪いものとの関わりを持ち、人間としての境界を越えてしまった者の亡骸を現世に残さないために訪れるケースも見られます。
亡骸に関わる言い伝えが多い火車ですが、この火車自身はとても気立ての良い粋な性格をしています。面倒見も良く、頼もしく男らしい気質の持ち主です。
潔さがなく、未練ばかり引きずって精神的に成長が見られない人間を放っておくことが出来ない性質で、人生は悪行に手を染めず前向きに正直に生きることが一番だということを気づかせようとしてくれます。
また、非常に強い力で前に進み、自分を信じて前進することに長けている為、この火車を傍に置くことで持ち主にも良い影響を与えます。
精神の浄化、過去の行いを受け入れる力の強化、精神的な成長を伸ばす効果があります。
その他、精神安定、胃腸、内臓、チャクラの働きの補助、循環器に良いです。
忍耐力、遂行力、意欲、目標達成、仕事運、健康運が上昇します。
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