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私が、人間や神々が四魂に持つ魔を裁きにかける事が出来るのは、魔物の扱い〔調伏〕に長けているからだ。宇宙で最も優れているものには共通点がある。それは、バランスが取れている事だ。森羅万象全ての事象はバランスを取る事が重要だ。
神政館は、言い方を変えれば第四神相〔神々の世界〕と、第五神相〔人間の世界〕の、様々な事象のバランスを修正する使命を持って出現させたとも言える。この限定時代のプロジェクトを速やかに遂行する為に、魔物退治と言えば三九羅と世継と言う事で、神界では三九羅に人間界では私に白羽の矢が立った訳だ。
悪い奴ほど良くもてるとはよく言ったものだ。悪党には底知れぬ魅力があるのも事実だ。女性も同様に悪女は魅力的だ。度を越さなければ浮気に不倫、それもいいだろう。博打に喧嘩に酒に麻薬それも結構だ。火事と喧嘩は江戸の花。他人の不幸は蜜の味と言うじゃないか、年末になれば決まって世界のスクープ映像、とりわけ事件事故の映像で盛り上がる。所詮が因縁深い者同士のもつれ合い、地獄極楽この世にありとはこの事で、府君庁〔閻魔庁〕での言い訳が非常に増える中、人間の転生を早めて六道で罪を償うのでは無く第五神相〔人間界〕にて、因果を分かりやすい形式で味わって貰おうと言う動きに向っていると言う訳だ。
人間は、時には羽目を外すから楽しいのであって、完璧な世界など退屈だ。明るさがあるから暗さがあるように、病気があるから健康に感謝する。自殺や殺人事件があるから命の尊さに気付く。飢餓があるから食べ物に感謝できる。嫌いだから好きな事に気づく。無関心〔無視〕があるから愛を感じる。苦しいからこそ悟りの道が開ける。第四神相では魔界ツアーなるものもある程だ。
私にとっては、金毛九尾も魔王も魔物も妖怪も邪気も全て自由自在だ。私が捕らえた魔物は皆調伏した。金毛九尾だけは、幾ら神界勢力に寝返って頑張っても、削除プログラムである私に近づく事は出来ないが、調伏した魔物は全て私の裏方として情報収集などの闇の仕事をさせている。
その魔物たちは私との縁で霊界にて、私の非公式な部分の調査を手伝わせている訳だが、神界勢力が天律神策・地律神策〔法律〕により、中々手が出せない作業や調査を任せている。時にはこのような事もある。過去の事件や事故の中には、神界〔府君庁〕の記録に無い事柄も少なくない。そう言うときは魔界の情報が不可欠だ。時として魔界の情報には、有力な情報も沢山存在し神々の役に立っている。2チャンネルなどの内部告発もその一部だ。
話は此処に繋がるが、パワーストーンショップ螺神梁〔らしんりょう〕の裏サイトが立ち上がる。名前はパワーストーンショップ魔神梁〔ましんりょう〕だ。以下の魔人と魔神のい意味は人間界の解釈だ。この事についての詳しい解説はまたにするが、魔神と魔人は混同しても大丈夫だ。私が裏パワーストーンショップ魔神梁〔ましんりょう〕で紹介する魔物も魔王も全て元は魔界勢力だが、現在は全て神界勢力の魔王や魔物たちだ。
極稀に時々私のショップに訪れる。魔物や邪気に憑依されて入店して来る連中は、憑依している物が必ず入り口で降りている姿が兎に角滑稽で面白い。連中は、居心地の悪さに苦虫を噛み潰したような形相で、入店してくるから一目瞭然だ。そういった霊能者は入店しても、物も言わずに出て行く奴が多いが、それでも自分はまともだと思っているから面白い。しかし魔神梁のパワーストーンはどれも、連中〔霊能者〕にとっては、特に自分と波長だけは合うかも知れないが、購入してもお前に憑いている魔物は押さえ込まれる事に成る事だけは断っておく。それが嫌なら辞めておけ、お前らはせいぜいそのチンピラとおとなしく生きて行く事の方がお似合いだ。
魔神梁のパワーストーンは、魔物や妖怪や邪気と言っても全て私が責任を持って守護している。奴らに悪さはさせるつもりは無いし、逆に敵の魔物にも手出しはさせない。しかし、私が呼んでくる魔界の連中は、どれをとっても魔界でも超一流の連中ばかりだ。人間に憑依した魔物など、赤子の手を捻る程度の事で葬り去ってやる。
陰陽師 神政館 館長： 山下款二
こちらのブログより引用
http://blogs.yahoo.co.jp/gtmf10/22458889.html
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