油赤子(あぶらあかご)を入魂しています。油赤子は江戸時代に頻繁に現れた妖怪で、夜毎行灯の油を舐めて盗み、人間に見つかる前に火の玉となって飛んで逃げていきます。

この油赤子も、かつて行灯の油を盗んで舐めていました。油を舐めた分だけ体が大きくなり、強くなれるからです。

なぜ油なのかというと、当時油は非常に貴重なものであり、人々は手に入れた油をとても大切にしていた為、油に対しての意識が現代とは少し異なっていました。油赤子はただ油を舐めるのではなく、貴重なものを大切に使おうとする人間の気持ちのこもった油を舐めることでエネルギーを取り込んでいたのです。

豊かな時代になった今だからこそ、限られた資源に対する気持ちを忘れないでほしいと願う妖怪は少なくありません。この油赤子もその一人であり、彼が好むのは貴重なものを大切に扱う気持ち、粗末にしない心、物を守ろうとする使命感です。
そして、その心がけを持っている人間、持ちたいと思っている人間の味方です。


持ち主の管理能力をサポートし、金銭や時間など限られたものを上手く遣り繰りして循環させる力を強くします。

仕事運、成功運、財運、出世運、生活力、頭の回転、使命感、意欲を上昇させます。
脳、無気力解消、疲労回復、循環器に良いです。