ウィル・オ・ザ・ウィスプを入魂しています。日本では鬼火と呼ばれる類の妖怪で、火の気もない所に忽然として青白い火の玉の姿で現れます。

ウィルは生前、大変素行が悪かった為、周囲から恨まれてばかりいました。中には彼を心配する者もいましたが、ウィルは注意に耳を傾けずに毎日好き勝手に生きていました。そして、そんな日々を過ごすうちに、ついにウィルは揉め事を起こして殺されてしまいました。

死後、ウィルはもう一度チャンスが欲しいと神に頼み、今度は真面目な一生を送ることを約束して再び人間として生まれて来ました。
しかしウィルの素行の悪さは直らず、やがて前回と同じように殺されてしまいました。

彼は自分の愚かさにハッとして、今度こそ本当に真面目になれるようにやり直したいと神にすがりましたが、今度はもう許してはもらえませんでした。その上、彼はあの世に行くことすら拒絶されてしまい、行くあてを無くし永遠にこの世を彷徨うしかなくなってしまいました。

ウィルは闇夜を漂いながら考えます。自分の生前の行いや、自分を心配してくれた人々のこと、真面目に生きるという約束のこと。ウィルはとても悲しくなりました。

その様を見ていた精霊が哀れみ、ウィルに一本の火を渡しました。そして精霊は告げます。あなたが鬼火として人間の為に良い行いをすれば、その度に火は強く大きくなり、いつか天界の神々の目に留まることでしょう。
ウィルは、生きていた頃には感じたことのない暖かい感情が芽生えるのを感じながら、手渡された火を見つめました。火は、青白く燃えながら細く揺れて光り続けていました。


成功運、信念、勇気、忍耐力が上昇し、理性的な心、初心を忘れない心を強くします。持ち主が盲目にならず、客観的に自分を反省し次の行動に生かせる力を伸ばせるように応援してくれるでしょう。
願望成就、魔除け、精神安定、心臓、無気力解消、神経痛に良いです。